希望のマイホームを建てるには、すべてを住宅会社任せにしてはキケン!家の構造やローンのこと、住宅会社の選び方など、自身で勉強することも大切です。ここでは情報収集の手段を5つに分類。それぞれの特徴をまとめました。
新聞の折込チラシは、住宅会社選びの重要な情報源。家づくりの準備期間だけでも新聞をとることをおすすめします。チラシを見る際は、実のある情報がたくさん盛り込まれたものを重点的に手に取りましょう。家のつくり手の理念や方針が透けて見えるチラシ、見学会情報などが盛り込まれたチラシは信用できます。逆に、うっとりするような完成予想図を前面に押し出しているチラシは、その会社がイメージや見栄えを重視している証拠。高額な会社の可能性が高いと言えます。
気になる会社があったらホームページやブログもチェックして。チラシ同様、イメージ先行型の会社はなるべく避けるようにしましょう。
住宅に関する雑誌や書籍を読むことは、家づくりの知識を養うのに有効な手段です。特に、一般消費者が実際に建てた家の事例紹介や体験談は、家づくりの流れや間取りが想像しやすくなるのでおすすめです。このほか、資料請求のハガキが付いている場合は活用してみるのも手です。
勉強会は、主に住宅会社や建築団体などが主催します。間取りプランから工法、資金計画や住宅ローンの知識まで、内容はさまざま。自分たちが得たい情報を提供してくれそうな勉強会に参加してみましょう。
ただし、中には自社の製品(家)の説明に多くの時間が割かれるなど、売り込み色が強いケースも…。公平な情報や知識が期待できる勉強会かどうか、慎重に見極めましょう。
各社が最新の技術や、流行の最先端を注ぎ込むのが、住宅展示場やモデルハウス。そのため「家づくりの今」を知るには最適です。ただし、全国にモデルハウスを持つことのできる規模の会社は、おおむね高級住宅志向が高いもの。価格帯には気をつけて。最終施工坪単価が40万円以上はざらで、高いと70万~80万円というところもあります。
住宅会社が自分のところで建てた家、もしくは建築中の家を、施主の了解を得て一般公開するのが見学会です。豪華なモデルハウスとは違い、実際の生活をイメージしながら家を見ることができる好機です。
建築中の家の構造を見せ、材料や工法を披露するのが「構造見学会」。家が完成すると二度と見られなくなってしまう「隠れた裏側」がのぞけます。耐震への取り組みや材料選びのこだわりなど、会社の姿勢をチェックしましょう。
一方、完成した家を披露する「完成見学会」は、間取りや動線、広さなどを実地で体感できる貴重なチャンス。メジャーやメモを手に訪れ、たくさん吸収しましょう。