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家づくりの基礎知識

間取りプラン基本レッスン

ステップ1

間取りプランの考え方

  • 理想のマイホーム像は人によってさまざまです。いざ家づくりを始めるとなれば、それを具体的に間取りに落とし込まなければなりません。自分の理想のマイホーム像や要望を間取りに反映するには、どのように考えればいいのでしょう?間取りを考えるときの基本となる事柄やポイント、注意点などをこの特集でお伝えしていきます。

理想の間取りを具体的に考える

  • 間取りを具体化する上で分かりやすい考え方は、今の家の不満を洗い出すことです。 部屋数が足りない、収納がもっと欲しい、家事動線が悪い、などという不満点は、新居での要望点ということになります。この要望出しは、家族全員で意見を出し合いましょう。
  • さらに、自分たちがこれからどんな暮らしをしていくのかということも、具体的に話し合うと新居の方向性が見えてきます。
  • 例えば、子どもたちそれぞれの部屋はいつ頃から必要になるのか、将来的には親と同居するの か、人を家に招くことは多いのかなど、新居で自分たちがどういう生活を送ろうとしているのかを話 し合うと、何が重要か、どういう優先順位かが見えてきて、自分たちのライフスタイルに合った間取 りを考える上で役立ちます。

敷地の立地条件を知る

  • 理想の間取りを思いつくままに挙げていくのも良いのですが、実際は敷地の立地条件により さまざまな制約があります。
  • たとえば、リビングは南向きで大きな窓から暖かな陽射しをいっぱい取り入れたいと思っていて も、その方角が人通りの多い道路に面していてプライバシーを考慮するとオープンにはできないと いうことがあります。
  • ですので、間取りを検討する際には、あらかじめ以下のことを調べておきましょう。
    ・方角や周囲の建物を考慮した陽当たり
    ・隣家の窓の位置
    ・前面道路の位置と交通量
  • これらを考慮した上で、建物だけでなく、門や車庫を敷地のどこに配置するのが良いかも併せて 考えましょう。

用途別に分類して考える

  • 間取りプランを考える際に、スペースを用途(機能)別に分類して配置します。これをゾーニングと 言います。どのような配置が人の動きをスムーズにして、快適に暮らせるかを考えます。ゾーンの 分け方はいろいろな考え方がありますが、ここでは次の四つに分けてみました。
  • ①パブリックゾーン
    リビング、ダイニングなど、家族が集まる部屋。

    ②プライベートゾーン
    寝室や子ども部屋など、家族それぞれの部屋。

    ③サービスゾーン
    キッチン、浴室、トイレなど、生活の機能面に関わる共用部分。

    ④移動ゾーン
    上記の三つのゾーンをつなぐ廊下や階段、玄関など。
  • 細かい間取りを考える前に、部屋の用途や配置、広さなどを大まかに決めておきます。このゾー ニングによって、家づくりで考えるべきポイントが見えてくるのです。
  • いかがでしょうか?
    いきなり細かく間取りを考える前に、本日お話しさせていただいた間取りプランの考え方をぜひ、 取り入れてみてください。
  • 次回は、ゾーニングの際に意識しておきたい三つのポイントをお伝えさせていただきます。 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ2

ゾーニングの際に意識しておきたい三つのポイント

  • 今回は、間取りプラン基本レッスンその2「ゾーニングの際に意識しておきたい三つのポイント」について詳しく解説していきます。ゾーニングの際に、次の三つを考慮しながら考えると、おのずと配置が絞り込まれてきます。

1.動線 綿密な動線計画が暮らしやすい間取りをつくる

  • 人が移動する経路のことを動線と言います。目的の場所に早くスムーズに行けることが理想で す。たとえば、子ども部屋からトイレに行くのにリビングを通らなければ行けないようだと、来客時 には落ち着きません。
  • また、朝の身支度時に自分の部屋と洗面所やトイレ、朝食を取るダイニングの行き来で1階と2階 を何度も往復することになっては慌ただしいです。また、複数の人が同時に動くと動線がぶつかっ てしまうことも。
  • このように、動線は同じ家族でも人によって違いがあり、時間帯や曜日によっても変わってきま す。いろいろなパターンをシミュレーションして、無理や無駄のない動線になるようにゾーニングし ましょう。

2.通風 風通しの良さは間取りで決まる

  • 住宅は意識的に風を通すように設計しなければなりません。とは言え、やみくもに窓を付ければ 良いというわけでもないのです。まず、隣家との間にある程度の距離が必要です。住宅密集地で も、ちょっとしたゆとりをつくるだけで風の通り方は違ってきます。風の通り道を考えた上で敷地内 の建物の位置を決めましょう。
  • そして、部屋に窓が一つしかないと風は抜けません。二つ以上の開口部を対角線上につくりましょ う。できれば出口は入口より大きくした方が風の通りが良くなります。
  • また、水平方向だけでなく、上下に風が流れるよう吹き抜けや高窓を利用して通り道をつくることも 効果的です。ただし、隣家の窓との位置関係を配慮する必要があります。高窓や地窓を活用する などして、プライバシーを守りつつ快適さも確保したいものです。

3.採光 条件が悪くても光は確保する

  • 採光も周辺環境や敷地の形に大きく左右されます。基本的には、一番陽当たりの良いところに家 族が集うリビング・ダイニングを配置したいものです。
  • 敷地の条件が悪く、1階の陽当たりが良くない場合、一般的に1階に置かれることの多いリビング を思い切って2階に移し、1階には寝室や浴室を配置することもあります。個室は壁が多いので、 その分1階は構造的に安定するというメリットも生まれます。
  • それでも、やっぱりリビングは1階がいいという場合は、吹き抜けや天窓を付けることで光を取り込 む方法もあります。ただ、太陽の高さは季節によって大きく変わってきます。季節の変化に対応す るためには細長い縦窓が有効ですが、どのくらい光が確保できるかは住宅会社とよく相談して確 認した方が良いでしょう。
  • いずれにせよ、せっかくの新居の室内がいつも暗いようでは気持ちも萎えてしまいます。さまざま なプランを検討して、室内に光を取り込む工夫をしましょう。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン①LDK」についてお伝えさせていただきます。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ3

場所別間取りプラン①LDK

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン①LDK」について詳しく解説していきます。 LDK は家族が集うところであり、かつ、時にはお客さまを招いたり、ホームパーティーを開いたりと いうことも。その家の生活の中心とも言えます。
  • 気を付けたいのは、リビングが家族の集まりやすいところだからと、リビング中心の動線計画を考 えると、どこへ行くにもリビングを通らなければならなくなり、リビングが落ち着かなくなることです。 特別なことがない日は、くつろぎの場として一番居心地の良い場所にしたいものです。
  • LDK の間取りは、リビングとダイニング、そしてキッチン、それぞれのつながり方によって次の三 つのパターンに大別されます。

◎LDK型

  • 間仕切りをせずにワンルームにまとめるタイプです。コンパクトなので、小さめのお宅に向いてい ます。調理しながら LDK にいる家族とコミュニケーションが取れます。ただし、調理のにおいや煙 などが LDK の方にも広がってしまうので、喚起に十分気をつけなくてはなりません。
  • キッチンは I 型を壁付けにすれば部屋を広く使えますが、家族との対話を重視する場合は シンクを LD 側に向けた対面式やアイランド型を選ぶと良いでしょう。

◎K+LD型

  • LD とキッチンを分離させるタイプです。壁やドアを付けて完全にキッチンを独立させれば、におい や煙が LD に広がらないというメリットがありますが、調理者は LD にいる家族との交流が計れま せん。調理に集中したい人はこちらがおすすめです。
  • 完全に仕切らずに、キッチンを対面式にして、下がり壁や腰壁で LD との仕切りをつくるセミオープ ンタイプも考えられます。LDK 型ほどではないとしても調理のにおいや煙が広がる可能性があり ます。

◎K+L+D型

  • それぞれを独立させるタイプで、広いお宅に向いています。キッチンはコンパクトでも良いのですが、リビングとダイニングがどちらも狭いのでは窮屈になってしまいます。間仕切りを引き戸にする ことで、普段はオープンにして広々と使い、来客時などはクローズにするという使い方が可能です。

ダイニングとリビングの間取りの考え方

  • ダイニングは食事をする場所という明確な目的がありますが、リビングはテレビを見たり、ゆっくり くつろいだりと、割と曖昧な団らんをイメージされている方が多いと思います。ダイニングはキッチ ンとのつながりが強いので、生活感がリビングより出てしまいます。
  • 一方、リビングはお客さまを招く場合もあるので、あまり生活感を感じさせない方が良いでしょう。 テラスや庭が見渡せたり、採光や通風に優れた気持ち良い場所にしたりすることでくつろぎのスペ ースがつくれます。
  • ワンフロアだったり、一つのまとまりとして考えがちなダイニングとリビングですが、少し変化を付 けることでそれぞれの目的が明確になり、空間を区切ることが可能になります。
  • その方法として、例えば次のようなことが考えられます。
    ①ダイニングとリビングをガラス戸で仕切る。引き戸にしてオープンにしておくことも可能。
    ②吹き抜けや天井の高さを変えたり、床に段差をつける。
    ③壁紙や照明を変えて雰囲気に違いを出す。
    ④ダイニングにはテーブルを、リビングには低いソファを置いて目線の高低差を出す。

ダイニングとキッチンの関係を考える

  • 改めて言うまでもないことですが、キッチンは食事をつくる場所で、ダイニングは食べたり飲んだり する場所です。当然、隣り合っている必要があり、次の三つのタイプが代表的です。

◎独立タイプ

  • ダイニングとキッチンが仕切られているのでにおいや煙、調理の音などもダイニングにいれば気に なることはありません。調理者は調理に専念でき、多少散らかってしまっても外から見られる心配 はありません。配膳に多少不便を感じることはあるかもしれません。

◎対面タイプ

  • ダイニングとキッチンの境に仕切りがないので、直接会話が可能です。ダイニング側からキッチン のシンクが見えないようキッチンカウンターの高さを調節しておくと、お互いに落ち着きます。吊り 戸棚などを付けるとキッチンの個別性が高まります。

◎アイランドタイプ

  • ダイニングとキッチンがワンルームになり、調理中でも家族がコミュニケーションを取ることが可能 です。ただし、調理のにおいや煙、音などはダイニングへ広がってしまいます。来客時のみなら ず、調理の後片付けにも常に気を配る必要があります。

キッチンの動線を考える

  • キッチンは何より食事をつくることに適した空間でなければいけません。料理手順を考えると調理 動線は、冷蔵庫から取り出す→シンクで洗う→調理スペースで切る→コンロで加熱する→再び調 理スペースで盛り付けるという流れになります。
  • 行ったり来たりにならずスムーズに流れるようにしたいものです。また、できあがった料理を素早く ダイニングテーブルへ配膳できるようにすることも忘れてはいけません。

冷蔵庫の配置も重要

  • 冷蔵庫の位置は、調理動線に上手くはまるように置くことが必要ですが、飲み物やデザートは誰 でも取りに行く可能性があります。キッチンの手前にあると便利ですが、ダイニング側から丸見えにならないよう注意しましょう。
  • また、置き場所と同時に扉の開く方向も重要です。置き場所によっては開く方向が逆なら良かった と思うことにもなりかねません。あらかじめ想定しておきたいですが、不安なら左右両開きの冷蔵庫を購入するのも手です。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン②和室」についてお伝えさせていただきます。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ4

場所別間取りプラン②和室

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン②和室」について詳しく解説していきま す。和室は、フォーマルな来客や親戚が泊まる客間としては便利です。しかし、あまり使用頻度が 高くないことが多く、せっかくの個室がもったいないと思うこともあります。
  • 近年は床の間や鴨居のある昔ながらの純和室をつくる家は減り、使い勝手の良いリビングやダイ ニングの延長としての和室をつくることが多くなっています。
  • 和室は使い方の自由度が高いので、いろいろ活用できる反面、使用目的をはっきりさせないとわ ざわざつくったのに活かされない可能性もあります。どのように使うか、よく検討してから間取りプ ランに取り込みましょう。

◎リビングの隣に和室を置く

  • 和室をリビングの隣に置き、襖で区切るようにしておくと、普段はオープンにしてリビングの延長と して広く使うということが可能です。仕切れば、来客用のスペースになります。また、リビングの一 角に段差をつけた小上がりの和室をつくると、空間に変化が生まれ、特別な印象になります。

◎ダイニングとつなげて食事空間に

  • ダイニングテーブルを和室に付け、小上がりの高さをダイニングのいすと同じにすれば、食卓を囲 むことも可能です。高齢の方や、乳幼児を抱えた方には便利です。畳に座るかイスに座るかを選 べるので、どちらの良さも味わえます。

◎畳コーナーだけでも便利

  • スペースや予算の都合で和室をつくることが難しい場合は、3畳や4畳程度の畳コーナーをリビン グの一角に設ける方法もあります。ゴロンと横になって昼寝したり、取り込んだ洗濯物を一時的に 置いたりたたんだりする場所としても使えて重宝します。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン③子ども部屋」についてお伝えさせていた だきます。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ5

場所別間取りプラン③子ども部屋

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン③子ども部屋」について詳しく解説してい きます。子ども部屋は、子どもの成長に応じて使われ方が変化していきます。家を建てた頃は子 どもがまだ小さいことが多いですが、子どもの成長は思っている以上に早いものです。
  • 小学校低学年くらいまではリビングにいることの方が多く、その方が親の目も行き届いて安心で す。小学校中学年以降になると子どもも自分の部屋を欲しがります。ただ、兄弟がいる場合は、個 室でなくてもいいかもしれません。中学生くらいになってから個室を考えてもいいでしょう。
  • ですが、その後 10 年も経たないうちに成人し、独立していく可能性があります。そう考えると 子ども部屋として必要な期間は、想像以上に短いものです。成長に合わせてフレキシブルに変化 させられる部屋が良いでしょう。と言っても、難しく考える必要はありません。
  • 二人の子どもがいる場合、最初は 12 畳程度のワンルームにしておき、個室が必要になったとき は間仕切りや壁や家具で仕切って2部屋にする方法があります。その場合、ドアや窓、クローゼッ ト、コンセントなどはあらかじめ2部屋になることを想定して付けておきましょう。
  • また、子どもが同性なら、完全に仕切らず、2段ベッドを間に置くなど、子どもと相談しながら考え てみましょう。将来、子どもが独立した後は、ワンルームに戻すことも可能です。

◎ものが多い子ども部屋

  • 標準的な子ども部屋の大きさは 6 畳程度ですが、ベッドや学習机のほか、衣類、スポーツ用品、 本棚や部活の道具などもあるので、結構ものが多いはずです。
  • 大き目のクローゼットが用意できれば部屋をすっきりさせることができますが、例えばロフトベッドにして、その下にデスクやクローゼットを置くのも手です。なるべく空間を立体的に使いましょう。また、両親の寝室に比べて昼間も過ごす時間が長いのが子ども部屋。明るく風通しの良い間取りを 考えましょう。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン④寝室」についてお伝えさせていただきます。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ6

場所別間取りプラン④寝室

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン④寝室」について詳しく解説していきま す。寝室と言うと「寝るだけの部屋なので陽当たりや風通しはそこまで重要視しなくても……」と思 いがちですが、そんなことはありません。
  • 東に窓のある部屋を充ててしまうと朝日が射し込み、必要以上に早く目覚めさせられることに。ま たベッドでは寝具を干すことがなかなかできないので、日中風通しを良くして湿気がこもらないよう にする必要もあります。
  • もちろん主目的である快適な睡眠を得られることが一番大切です。睡眠は一日の疲れを癒すうえ で大切ですので、静かで落ち着ける環境にしたいものです。
  • 特に気をつけたいのが「音」「光」「プライバシー」の3要素。これらが妨げられる場所にならないよ うに隣家や道路、他の部屋との位置関係を考えながら間取りプランを立てましょう。
  • どうしても道路に面してしまう場合は、遮音壁や遮音性に優れたサッシを設置したり、道路側にク ローゼットを置くと良いでしょう。窓には遮光性のあるカーテン、雨戸やシャッターなどを付け、光の 入り方を調整できるようにしましょう。また、プライバシーを確保しながら光や風を取り込むには、 高い位置に窓を置くと外部からの視線が気になりません。

◎多目的の部屋にすることも

  • 寝る以外に何をするかということもイメージしながら間取りを決めていきましょう。例えば、寝室にク ローゼットを設置し、着替えの部屋として使う方は多くいます。ドレッサーを置いて、メイクも寝室で 済ませてしまうという方もいるでしょう。
  • 寝るまでの時間に DVD 鑑賞をしたいならテレビを、インターネットを楽しみたいならパソコンを置く スペースも必要です。デスクを置いて、ちょっとした仕事場のように使うことも考えられます。使用 シーンをイメージして、必要なものが全て置けるだけの広さを確保しましょう。
  • ただし、夫婦2人の寝室にしている場合、1人がいつまでも電気をつけて作業をしていると、もう1 人は安眠できません。あくまでも寝室は快眠を得るための場所なので、光や音が相手の睡眠の妨 げにならないような工夫もプランに盛り込んでおきましょう。

◎夫婦別寝室のススメ

  • お互いに寝室に別の目的を持たせるなら、いっそ夫婦別寝室にするという考え方もあります。別 寝室だからといって決して仲が悪いということにはなりません。それぞれが心地よい寝室をつくり、 快適な睡眠時間を確保することの方が重要です。
  • また、仕事の都合によっては深夜に帰って来たり、早朝から出掛けたりということもあるでしょう。 就寝時間の違いやいびきの問題などを考えると、寝室を分けるという選択も自然なことです。
  • 別室を確保するのが難しければ、同じ部屋でベッドを離し、間仕切りをするようにしてもいいでしょ う。

◎和室タイプの寝室もあり

  • ベッドを置く洋間タイプが今の寝室の主流ですが、和室にして、昼は畳の間として多目的に利用す る方法もあります。ただし和室の場合は、布団の上げ下ろしと、それを収納する押し入れが必要と なることを忘れないようにしてください。
  • 基本はフローリングの洋室にしてベッドを置きながら、一角に畳コーナーを設けるのも良いでしょ う。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン⑤サニタリー」についてお伝えさせていただ きます。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ7

場所別間取りプラン⑤サニタリー

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン⑤サニタリー」について詳しく解説してい きます。サニタリーは、浴室や洗面室、トイレなどキッチンを除いた水回りの設備のことです。それ ぞれ近い場所にまとめると給水、排水経路がまとまってメンテナンスもしやすくなります。
  • しかし、人の行き来が頻繁な場所でもあるので、家族の人数が多い家などでは、朝の「身支度動 線」と「洗濯動線」に特に配慮が必要です。
  • 洗面室やトイレは来客が使用することがありますので、通常は1階の比較的玄関に近い場所に設 置されます。しかし、家族の人数によっては朝などの慌ただしい時間帯に混み合うこともあり、2階 に第二のトイレを設置する家が増えています。
  • 1階のトイレは家族と来客用に少しおしゃれにして、2階のトイレは家族専用として就寝後などにも 便利、というわけです。
  • ただし、トイレの排水の音は下の階に伝わりやすいので、誰かの個室やリビングの上にならない ようにしましょう。また、トイレはスペースの有効利用を考え、階段下に設置することがあります。そ の場合は、天井の高さや換気、採光や風通しなどに注意しましょう。
  • 将来的に必要になることを考えて、バリアフリーとして手すりが取り付けられるようにしておくと良 いでしょう。

◎浴室が2階にあっても良い

  • 浴室も一日の疲れを癒す場所なので、ゆったり入浴したいものです。極めてプライバシー性が高 い場所ですので、窓の位置には注意しましょう。とは言え、高い位置にうっかり窓をつけてしまい、 手が届かなくて閉めっぱなしになっては元も子もありません。
  • 浴室の湿気を取るためには高い位置の窓は効果的ですが、開けることができなければ意味があ りません。浴室を思い切って2階に設置するのも良いでしょう。1階に比べてプライバシーが確保し やすく、風通しも良くなります。気を付けたいのは、2 階のトイレと同じく入浴中の音が階下に伝わ りやすいことです。寝室や誰かの個室の上になることは避けましょう。

◎脱衣室と洗面室は別でも良い

  • 浴室の隣には脱衣室が必要です。脱衣室は使用時間が短いために洗面室と兼ねることが多いで すが、決めつける必要はありません。脱衣室も浴室も同じくプライバシー性が高い場所ですし、誰 かが入浴中のときは洗面台が使えないというマイナス面があります。
  • また、脱衣室はヒートショック防止のために、他の部屋との温度差が大きくならないようにする必 要があります。洗面室は帰宅後すぐに手を洗えるように玄関のそばに置く可能性もあります。そう 考えると、寒い玄関近くに脱衣室を置くのは好ましくありません。

◎洗濯動線を考える

  • 洗濯は「洗う→干す→取り込む→たたむ→収納する」というように、他の家事に比べて工程が多く 複雑です。この動線がなるべくコンパクトになるように工夫すると、家事ラク間取りになります。
  • まず、洗濯機の場所と洗濯物を干す場所からみていきます。洗濯を終えた、濡れていて重い洗濯 物を持って移動するのは案外重労働。2階のベランダやサンルームに干すのなら、洗濯機も2階 に置いた方が便利です。
  • 逆に1階のテラスや庭に洗濯物を干すというのなら、洗濯機も1階に置きましょう。その場合、雨の 日にありがたいサンルームも1階に置けるとベストです。
  • 洗濯物を取り込んでから、たたんで収納するまでの動線も考えてみましょう。こちらもやはり、それ ぞれの作業をする場所が近い方が楽です。このように、全ての工程を同一階で完結できるように すれば、作業がはかどる理想的な間取りと言えるでしょう。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン⑥収納」についてお伝えさせていただきま す。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ8

場所別間取りプラン⑥収納 前編

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン⑥収納」について詳しく解説していきま す。今の家での不満からか、「新居には収納を多く設けたい」と思っている人も多いでしょう。
  • しかし、収納スペースがたくさんあれば「便利」になるわけではありません。使うときにすぐに取り 出せ、使い終わったらすぐにしまえる場所があることが「便利」ということなのです。収納を計画す る際は、収納量よりも「いかに使いやすくしまえるか」に重点を置きましょう。
  • 使いやすさを考える際のポイントは「しまった物が見渡せ、何があるかが一目で分かる」こと。例え ば、奥行きが深すぎる収納は、奥にしまったものが把握しづらく、出し入れの手間もあるので、あ まり良い収納とは言えません。
  • 収納場所が使いやすければ、使ったものは定位置に戻りやすくなり、結果的に「どこにしまったか 分からなくなる」という問題も、回避することができます。実際に収納プランを練る際は、「物は使う 場所にしまう」を基本に考えます。
  • そして、いつも使う物なのか、時々使う物なのか、めったに使わない物なのかなど、使う頻度も考 えながら収納スペースの量や場所を決めていきましょう。また、家族みんなが使う物なのか、個人 で使う物なのかも考慮すると良いでしょう。
  • 特に家族みんなが使う物は、決めた収納場所を全員で共有することはもちろん使った後は必ずも とに戻すことを習慣づけましょう。そして、1年に1回くらいは各収納スペースの点検をして、不要な 物を処分し、新しい物の定位置を確認します。そうすれば、すっきり整理整頓された家を保つこと ができるでしょう。

◎サイズを合わせる

  • 物のサイズが不統一であれば、それだけ無駄なスペースができてしまいます。同じシリーズの収 納グッズを活用するなどで可能な限りサイズを統一するのは、収納効率をアップするのにおすす めの方法です。
  • あらかじめ、しまう物の量と場所が決まっていれば、それに適したサイズの造り付け収納を大工さ んにつくってもらえる場合もあります。スペースの有効利用になるだけでなく、地震による転倒の 心配もありません。住宅会社に相談してみると良いでしょう。

部屋別収納ポイント キッチン

  • 調理道具などの頻繁に使うものは、作業の流れに合わせて収納できると便利です。たとえば、シ ンク下の棚にザルやボウルがしまってあれば、食材を洗うときすぐに取り出せます。コンロのそば にスパイスラックがあれば、調理中でもサッと手をのばして出し入れすることができます。
  • 逆にストックの食品や来客用の食器などをしまっておく場所は、キッチン内にこだわる必要はあり ません。スペースの余裕があれば、玄関や勝手口からキッチンまでの動線上にパントリーを設け ると便利です。

部屋別収納ポイント 寝室・個室

  • 衣類の収納には、タンスなどを置くよりも部屋を広く使える点でクローゼットはおすすめです。ただ し、使い方をイメージして設計しておかないと、逆に使い勝手が悪くなる場合も……。
  • 市販の引き出し式収納をクローゼット内に設置してしまう衣類はどれか、ポールに吊るす衣類は どれかなどを考えながらそれぞれの量・サイズを把握し、クローゼット内の奥行やポールの高さな どをプランニングしましょう。
  • ウォークインクローゼットは収納力に優れていますが、クローゼット内を歩くスペースを確保してお かないと奥にしまったものが見えづらくなり、物を出し入れすること自体が億劫になってしまうので 注意が必要です。

場所別収納ポイント リビング・ダイニング

  • 収納はなんでもしまい込めばいいというものではありません。リビングなどの目に付きやすい棚に は、インテリア性の高い雑貨などを飾ると良いでしょう。リモコンなど頻繁に使う物もしまう必要は ありませんが、かごやトレーなどに入れ、定位置を決めておくと、見た目がスッキリします。使いた いときに探す必要もありません。

場所別収納ポイント サニタリー

  • 洗面室にはタオルや下着類のほか、化粧品、ドライヤー、体重計、洗濯洗剤や洗濯物入れなど、 思いのほか多く物を収納するスペースが必要になります。計画的に収納を用意しておかないと、 狭くて使いづらくなり、見た目もごちゃごちゃしてしまいます。
  • 市販の収納家具を使う際は、デッドスペースが生まれないように空間を上手く使ったプランを考え てください。収納するものに合わせて棚を造作するのも、より効果的に物がしまえて良いです。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン⑦階段・廊下」についてお伝えさせていただ きます。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ9

場所別間取りプラン⑦階段・廊下

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン⑦階段・廊下」について詳しく解説してい きます。
  • リビング階段は文字通り、リビングにつくられる階段です。リビングの中に階段があれば、 子どもが2階の自室に出入りするときに家族の目にとまります。声を掛けないまでも子どものちょ っとした変化に気づきやすくなります。
  • また、人が集まるリビングにある階段なので見せる要素も強まります。ストリップ階段やらせん階 段でデザイン性を高めたり、踊り場を広く取る、勾配を緩やかにするなどのつくりも可能です。
  • 一方、リビング階段にしない場合は、家族や来客がリビングにいても、気をつかうことなく2階との 行き来ができます。また、休日に子どもの友達が遊びにきても、リビングでゆったりくつろぐことが 可能です。
  • ただ、玄関の近くに階段をつくった場合は、お風呂あがりに玄関ホールを通らなければ2階にいけ なくなり、冬は寒い思いをする心配もあります。
  • 上下のフロアをつなぐためだけのものと考えがちですが、階段の途中にニッチをつくり装飾品で彩 るなどすれば、味気ない空間にはなりません。

◎吹き抜けで高級感のある空間に

  • 吹き抜けは、1階に天井をつくらず2階まで一体となった空間のことで、開放感があります。高い位 置からの採光性や高低差を活かした空気の循環が居心地の良さを生みます。
  • ただし、よほど空気の循環が良くないと冷暖房の効率が悪くなるので、住宅会社としっかり打ち合 わせすることをおすすめします。

◎廊下を多目的スペースに

  • 各部屋への移動手段だけのスペースではもったいないということで、最近は廊下をなくし、リビン グから直接、各部屋へ行き来できる間取りも多くみられます。
  • しかし、プライバシーの確保や機能的な動線確保のために必要になる場合もあります。あえて廊 下を幅広にし、雨の日の室内干しスペースにする、壁に本棚を造り付ける、壁に家族のお気に入 りの写真や子どもの描いた絵を飾り、ギャラリー風にするなど、本来の目的以外の使い方を盛り 込んでスペースを有効活用するのもおすすめです。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン⑧玄関」についてお伝えさせていただきま す。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ10

場所別間取りプラン⑧玄関

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン⑧玄関」について詳しく解説していきま す。
  • 玄関は、家の第一印象を決める場所であるとともに玄関をどこに置くかにより、道路とのつながり やリビングなどへの来客動線、2階とつなぐ階段の位置などにも影響します。
  • また、敷地が広くないからと玄関を小さく取ってしまうと、窮屈な印象になってしまいます。家族の 靴だけでいっぱいになってしまっては来客時に困るので、スペースに余裕があれば、家族用と来 客用に分けるのも良いでしょう。

◎玄関は収納が大事

  • 玄関に大きめのシューズクロークをつくり、傘立てやスリッパ立ても組み込めると雑然とせずに済 みます。ウォークインタイプのクロークであれば、ベビーカーやゴルフバッグ、外用掃除道具なども 収納でき、大変便利です。
  • 外から直接シューズクロークに出入りできるつくりにすれば、雨の日に濡れたレインコートの一時 置き場にするという使い方も可能です。また、収納のほかにちょっと腰かけられるところがあると、 高齢者の靴の脱ぎ履きや宅配便の受け渡しにも使えます。

◎玄関に光を取り込む

  • 玄関は意外と自然光を取り入れにくい場所でもあるので、地窓や縦長のスリット窓を入れて、プラ イバシーを確保しながら採光や通風を確保しましょう。
  • 思い切って玄関を吹き抜けにすることも可能です。冷気を2階まで通してしまう可能性もあります が、玄関を明るくしたい場合には有効です。
  • いかがでしょうか?
    次回からは、「場所別間取りプラン⑨エクステリア」についてお伝えさせていただきます。
  • 賢い間取りプランの方法を学んで、理想の家を建てましょう!
ステップ11

場所別間取りプラン⑨エクステリア

  • 今回は、間取りプラン基本レッスン「場所別間取りプラン⑨エクステリア」について詳しく解説してい きます。
  • 門や塀、駐車スペースに加え、植栽や垣根なども含めた建物の外側にある空間全般をエクステリ アと言います。外から見たときの家の第一印象が決まる部分なので、デザイン面ばかりに意識が 向かいがちですが、家の機能面においても重要な意味合いを持ちます。
  • エクステリアを充実させることで我が家への満足度がアップし、帰宅したときの喜びにもつながり ますので、敷地全体の間取りをよく検討しましょう。

◎道路との位置関係

  • 以外と知らない方も多いかもしれませんが、敷地が道路に接していないと家は建てられません。こ れから土地探しをする人は道路と敷地がどう接しているか、そして時間帯ごとの道路の交通量は どの程度か、などを確認しましょう。
  • 敷地が決まったら、道路がどちらの方角にあるのかを確認し、建物の位置、門から玄関までのア プローチ駐車スペース、メインガーデンなどをゾーニングしてみましょう。

◎門回りのポイント

  • 外壁や門、庭、駐車スペースなどは人目に触れる場所。お隣と同じではつまらないですから 個性を出しつつ、しかし街並みと調和させたいものです。敷地の広さによっては門から玄関まであ まり距離が取れないことがあるかもしれません。
  • しかし、門の正面に玄関という配置はできるだけ避けたいところです。玄関ドアを開けると道路か ら内部まで丸見えになってしまうからです。位置をずらすことでプライバシーが確保され、アプロー チが長くなって奥行き感も得られます。
  • 門にはポストやインターホンが付けられることが多いですが、新聞や郵便物を門まで取りにいかな ければならないのは、雨の日などはちょっと不便を感じます。アプローチが短ければ屋根を付ける のも良いかもしれません。

◎駐車スペースの確保

  • 車の出し入れを考えると、やはり車スペースは道路側にせざるを得ないでしょう。車種によって駐 車スペースの広さは変わってきますが、車が入ればいいというものではありません。人の乗り降 り、荷物の出し入れ、荷物を持って車の脇を歩くことも考えて広さを確保しましょう。
  • 日常の買い物に車を使うということであれば、駐車スペースから玄関よりも勝手口が近い方が良 い場合もあります。どのように生活するのか、いろいろな場合を想定しましょう。

◎隣家との関係

  • 机上で考えるだけでは決められないのが隣家との関係です。敷地の境界から隣家までの距離や 隣家の窓の位置を調べ、間取りを考える際にはお互いのプライバシーを配慮しましょう。また、方 角によって採光の具合も変わってきます。隣家と高低差がある場合は特に注意しましょう。

◎防犯面も考慮する

  • エクステリアを考えるとき、もう一つ注意すべきなのは防犯面です。境界に高い塀を設置するとプ ライバシーが守られる反面、万が一不審者が侵入した場合、周囲に気づかれにくいというデメリッ トも。圧迫感があり、閉鎖的な印象も与えてしまいます。
  • 生垣にしたり、高さのある木を組み合わせるなど、見通しの良さを考慮しつつ隣家との景観に馴 染むように工夫しましょう。生垣は落ち葉が少ない丈夫な常緑樹がおすすめです。
  • いかがでしょうか?
    今回で、間取りプラン基本レッスンは最終回となります。間取りの考え方や押さえるべきポイントはご理解いただけましたでしょうか?
  • 最後までお読みいただきありがとうございました。
家づくりの基礎知識