父の代では、食品製造業をしておりました。その当時、住んでいた家は、冬になると窓の隙間から、雪が吹き込んだり、ゲリラ豪雨のような雨の時には、雨漏りがひどく、家の中にバケツがいたるところにありました。子どもながらに、家というのはみな、同じなのだと思っていたのですが、ある日、無口な大工さんが家に訪ねてきて、手際よく雨漏りを直す作業を行ってくれました。その仕事っぷりに将来、家づくりに携わる仕事に就きたいという想いを抱き、育ってきました。そして、ハウスメーカーで経験を積み、今に至っております。
家づくりは非常に高額な買い物な上に、一生に何度もできるものではございません。私どもに家づくりを託していただいたお客様の約6割は子育て世代です。子育て世代の方と、リタイヤ世代の方々を比較すると、資金面で大きな差があります。家族の将来予測を踏まえ、出来るだけ家づくりでの不安を少なくしていただき、無理のない家づくりをしていただきたいと思います。
この業界に30年近くおります。技術的なことはもちろん税務、金融など、オールラウンドな知識と経験をもとに家づくりのご提案をさせていただいております。
お客様とのご相談の中で、話に集中してしまいますと、どうしても、くどい話になってしまう傾向があります。そんなところが逆に熱意として受け取っていただければ有難いと思います。
常日頃、私が思っていることは、自分が住みたくないような家づくりのご提案は絶対にしないと心に決めております。お客様が何を求めているのかを意識し、住まわれた後の5年後、10年後、さらには20年後の将来を想定し、家づくりをご提案させていただいております。そのおかげで最終的に共感とご縁を頂いたのだと思います。
本来、家づくりは楽しいものなのですが、初めて家づくりをする方が考えれば考えるほど、数々の不安や疑問が付きまとうものです。数ある住宅会社の中で、ご家族の幸せをどれだけ考えて、家づくりの提案をしてくれるのか、決して背伸びはせず、日々の生活に余裕が持てる家づくりを提案させていただきたいと思っております。